【大河ドラマ・豊臣兄弟!】尼子勝久(渡邉蒼)とは?信長に見捨てられた上月城での最期

大河ドラマ

2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!

第22回「播磨大誤算」に登場するのが、滅びた名門・尼子家の再興に懸けた悲運の武将・尼子勝久です。

本記事では、尼子勝久を演じる俳優・渡邉蒼さんのプロフィールから、史実での生涯、ドラマでの役どころ、そして上月城での壮絶な最期までを、ネタバレを含めてわかりやすく解説します。

尼子勝久とは

尼子勝久(演:渡邉蒼)は、戦国時代に中国地方で大勢力を誇った尼子氏の血を引き、一度は滅んだお家の再興を託された武将です。最後は羽柴秀吉(豊臣秀吉, 演:池松壮亮)のもとで戦い、生涯を閉じました。

滅亡した名門・尼子氏の生き残り

尼子氏はかつて出雲(島根県)月山富田城がっさんとだじょうを本拠に、中国地方で大きな勢力を誇りました。

歩兵くん
歩兵くん

尼子経久は「十一州の太守」と称された人物です

尼子経久。月山富田城前にある尼子経久の像。

しかし毛利元就に追い詰められ、1566年に月山富田城が落城。戦国大名としての尼子氏は滅亡します。

一方、勝久の父・尼子誠久は、家中で恐れられた精鋭部隊「新宮党」の将でしたが、内部対立の末に粛清されてしまいます。難を逃れた幼い勝久は京都の東福寺に入り、僧として暮らしていました。

豊臣秀吉
豊臣秀吉

尼子家は内部分裂して弱体化したんじゃ

山中鹿介に擁立され尼子当主に

滅びた尼子氏の再興を諦めなかったのが、忠臣として名高い山中鹿介(幸盛)です。鹿介は寺にいた勝久を還俗させて当主に擁立し、旧臣を結集させて「尼子再興軍」を旗揚げしました。

出雲や伯耆へ攻め込みましたが、しだいに毛利の前に劣勢となり、天下統一を進める織田信長(演:小栗旬)を頼ることになります。

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大河ドラマ「豊臣兄弟!」での尼子勝久の役どころ

秀吉の中国攻めと上月城

織田家を頼った尼子主従が組み込まれたのが、まさにドラマで描かれる秀吉の中国攻めです。

1577年、播磨へ進出した秀吉は、播磨・美作・備前の国境に位置する要衝・上月城を攻略。その守りを、お家再興を悲願とする尼子勝久・山中鹿介らに任せました。

つまり尼子勝久は、主人公・豊臣秀長(小一郎, 演:仲野太賀)や兄・秀吉が進める播磨平定の最前線を託された味方として物語に関わってきます。

尼子勝久役は渡邉蒼

大河ドラマ「豊臣兄弟!」で尼子勝久を演じるのは、俳優の渡邉蒼わたなべあおさんです。

渡邉蒼さんは、子役時代から活躍してきた実力派です。NHK大河ドラマ「西郷どん」では幼少期の西郷吉之助を演じ、連続テレビ小説「なつぞら」では主人公の兄・奥原咲太郎の少年期を好演しました。今回の「豊臣兄弟!」は、「西郷どん」以来となる大河ドラマ出演です。

近年は連続テレビ小説「舞いあがれ!」のほか、舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」やミュージカル「デスノート THE MUSICAL」など、舞台でも幅広く活躍。2024年からは作詞・作曲も手がけるシンガーソングライターとして音楽活動も本格化させており、表現の幅をさらに広げています。

山中鹿介役は廣瀬友祐

尼子勝久の忠臣・山中鹿介を演じるのは廣瀬友祐さんです。

主君・勝久と二人三脚でお家再興を目指す姿は、中国攻め編の大きな見どころのひとつ。あわせて、黒田官兵衛(小寺官兵衛)役の倉悠貴さん、宇喜多直家役の緋田康人さん、毛利方の吉川元春役のこばやし元樹さん、小早川隆景役の山本浩司さんらが、この戦いをめぐる敵味方として登場します。

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上月城の戦いと尼子勝久の最期

毛利5万の大軍に包囲される

1578年、播磨三木城の別所長治(演:下川恭平)が織田方から毛利方へ寝返ると、戦況は一変します。

これを好機と見た毛利方は、約5万ともいわれる大軍を上月城へ差し向けました。対する城内の尼子勢はわずか1,000人足らず。圧倒的な兵力差のなか、苦しい籠城戦が始まります。

信長に見捨てられた「捨て駒」

窮地に立った秀吉は信長に救援を要請しますが、信長の方針はあくまで三木城を含む播州平定の優先。

上月城の救援は断念され、尼子軍は事実上の「捨て駒」とされてしまいました。秀吉は無念のうちに援軍を撤退させ、城の士気は大きく崩れていきます。

歩兵くん
歩兵くん

別所長治が立て籠もる三木城が播磨で最も大きな城です

尼子勝久の自刃と尼子氏の滅亡

ついに、尼子軍は城兵の助命を条件に開城・降伏します。

そして尼子勝久は、弟たちや嫡男・豊若丸とともに自刃享年26という若さでした。

中心人物だった山中鹿介も捕らえられ、護送の途中に吉川元春によって殺害されます。こうして約70日に及んだ攻防戦は幕を閉じ、武門としての尼子氏は完全に滅亡しました。

歩兵くん
歩兵くん

山中鹿介は尼子再興を掲げ続けた武将だったので

吉川元春によって討たれましたね、、、

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尼子勝久のその後と子孫

子孫は大名として幕末まで存続

尼子家そのものは滅びましたが、生き残った再興軍の残党は尼子家老・亀井茲矩に率いられ、その後も秀吉のもとで鳥取城攻略や朝鮮出兵に従軍。

最終的に津和野藩4万3千石の大名となり、幕末まで家名を保ちました。お家再興の夢は、形を変えて受け継がれたといえます。

歩兵くん
歩兵くん

尼子家老が幕末まで、「尼子」を伝えてくれましたね

亀井玆矩。日本海側にある藩でありながら南蛮貿易を行っていた。

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まとめ

尼子勝久は、滅びた名門・尼子氏の再興を一身に背負い、秀吉の中国攻めに加わりながらも、上月城で毛利の大軍に包囲され自刃した悲運の武将です。

大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、子役時代から活躍する渡邉蒼さんが演じ、山中鹿介役の廣瀬友祐さんとともに、中国攻め編に深みを与えます。秀吉・秀長兄弟が直面する戦の非情さを象徴する尼子勝久の運命を、ぜひドラマで見届けてみてください。

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