【大河ドラマ・豊臣兄弟!】坂井喜左衛門(演:大倉孝二)は実在の人物?武士?

戦国小話
歩兵くん
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坂井喜左衛門は尾張中村の住人ですね

直の父親でもありますね

豊臣秀吉
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わし(藤吉郎)や小一郎(秀長)のことを嫌っておるのー

歩兵くん
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今回は坂井喜左衛門が実在の人物なのか調べてみました

↓豊臣兄弟キャストの相関図

坂井喜左衛門の相関図

歩兵くん
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坂井喜左衛門は織田家ともつながりがある人物なのですね

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坂井喜左衛門は実在の人物

結論 : 坂井喜左衛門は実在の人物で武士。

史実によれば、坂井喜左衛門(演 : 大倉孝二)は尾張(愛知県)の守山城主・織田信次(織田信長の叔父)の家臣であり、守山城の年寄衆(重臣)を務めていました

ところが1555年、主君の織田信次が誤って織田秀孝(織田信長の弟)を射殺してしまい、責任を問われた信次は守山城から逃走します。さらにその後、秀孝の兄である織田信行・信勝(織田信長の弟)によって、守山城は焼き討ちにされてしまいました。

歩兵くん
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織田秀孝は単騎で信次の前を通ったから討たれたようです

このとき坂井喜左衛門は、織田信行の家臣である柴田勝家(演 : 山口馬木也)らによって城を包囲されるという危機に陥りました。しかし、信長の家臣・佐久間信盛(演 : 菅原大吉)が仲介に入り、織田信時(織田信長の弟)を守山城主とすることで和解が成立し、事態は収束します。なお、この頃を境に、坂井喜左衛門は織田信長(演 : 小栗旬)の家臣となったと考えられています。

豊臣秀吉
豊臣秀吉

この頃の織田家は信長派と信行派で割れておったんじゃ

坂井喜左衛門は信長派になったという訳じゃ

以上の史実から見る限り、坂井喜左衛門は武士であったと考えられます。ただし当時は、力を持つ土豪が武士同様の振る舞いをすることも多く、坂井喜左衛門も武士と農村の土豪の中間的な身分であった可能性があります。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、この「土豪」という解釈が採用され、その立場で描かれています。

歩兵くん
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織田信次は守山城から逃走後、信長に罪を赦されて

浅井家滅亡後のお市の方を保護しました

坂井喜左衛門の娘に直の記録はない

大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、坂井喜左衛門の子として娘の直(演 : 白石聖)が登場します。しかし史実では娘の存在は確認されておらず、確認できるのは息子の坂井孫平次の名のみです。

豊臣秀吉
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直は秀長の初恋のおなごじゃな

坂井孫平次は、父・喜左衛門と同様に守山城主であった織田信次織田信時に仕えました。新たに守山城主となった織田信時は孫平次を寵愛する一方、喜左衛門と同世代の家臣・角田新五を遠ざけるようになります。これに不満を募らせた角田新五は謀反を起こし、その結果、織田信時は自害に追い込まれました。

信時の死後、赦免された先代城主・織田信次守山城主として復帰します。しかし、その後の史料には坂井喜左衛門孫平次の名は見られず、彼らは歴史の表舞台から姿を消すことになります。

歩兵くん
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史実がしっかり残っていないからこそ

ドラマで扱いやすく、登場するんでしょうね

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